あお建築設計

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ペピイ・ハッピープレイス TAMATSUKURI

従来の「ペット飼育可能な老人ホーム」ではなく、「ペットと共生する老人ホーム」をテーマに、動物と人間の双方に無理なく快適に過ごせるように様々な工夫を凝らした。クローゼット下部に収納機能を損なうことなくペットスペースを計画したり、ペット用ドアを設置したペット共用サニタリースペースの計画、玄関の外側内側共にリードフックを設置した。また、バルコニーはペットの落下事故を防ぐため、手すりの天端を薄く計画した。猫専用の部屋には、落下事故を防ぐ工夫を備えたプライベートなガーデンテラスを計画し、半外部の空間とした。共用スペースでは、9階に露天風呂付大浴場、屋上にはドッグランを設置。1階は入居者同士、ペット同士、地域の人との交流スペースとし、前面の庭に面し大きく開口を設け、明るく広い空間とした。トリミングを行う建物は別棟とし、1階の一部と8階9階のガーデンテラスと共に曲線をつかった印象的な形とした。本棟のコンクリート打ち放しのシャープな外観とは対照的な丸い窓と形で施設全体のアクセントとなるように計画した。

ペット共生型有料老人ホーム
大阪市東成区
18年3月竣工
面積3,702m2